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【読書】「容疑者Xの献身」を読みました Xとは誰?

読了です。

とても泣いてしまい鼻が詰まってます。

東野圭吾

2008年に文藝春秋から発売 394ページ

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【目次】

 

1.あらすじ

運命の数式。命がけの純愛が生んだ犯罪。 東野圭吾作品読者人気ランキング第1位。累計220万部突破、直木賞受賞の大ベストセラー。 天才数学者でありながら不遇な日々を送っていた高校教師の石神は、一人娘の美里と暮らす隣人の花岡靖子に秘かな想いを寄せていた。 ある日、靖子の前夫・富樫が母娘の居場所を突き止めて訪ねてきた。金を無心し、暴力をふるう富樫を、靖子と美里は殺してしまう。 呆然とする二人を救うために、石神は完全犯罪を企てる。 だが皮肉にも、石神と帝都大学の同期であり、親友である物理学者の湯川学がその謎に挑むことになる。 ガリレオシリーズ初の長編。第134回直木賞受賞作。第6回本格ミステリ大賞受賞。

引用:

容疑者Xの献身 (文春文庫) | 東野 圭吾 |本 | 通販 | Amazon

 

 

2.読書感想(ネタバレあり)

読んだ方にしか意味がわからない表現を選んでいますがネタバレありです!

初めて読んだガリレオシリーズです。ドラマ、映画も未視聴です。

最初に犯人がわかっているという倒叙式のミステリーですが、トリックは最後まで明かされず、花岡親子の崩せそうで崩せないアリバイ、事件現場に残された不可解な痕跡が意味深に強調されながら、少しずつ警察の捜査が進んでいきます。

 

でもその少しずつ進んでいると思わされていた捜査も石神の掌の上だったんですね。

湯川は石神のちょっとした言動などから事件への関与を疑いますが、警察への協力ではなく、石神という自分の友人に起きたことを解明するという目的で独自に捜査を行っていきます。

 

「この世に無駄な歯車なんかないし、その使い道を決められるのは歯車自身だけだ」

引用:本文

湯川が石神に言ったこの言葉が事件について直接的な言葉を使わなくとも石神に響いてくれたのかな…

 

最後は誰も救われない結末です。

倒叙式のミステリーは被害者の外道っぷりと殺害されるに至った経緯が描写されることも多いのでつい犯人側に感情移入して、

「頑張れ!捕まるな!」って思ってしまうのですが、逃げ仰せて幸せを掴む、という話に出会ったことはないですね。

心理的にのしかかる心配事が増えていき最後には行いが全て暴かれます。

 

最後20ページ程でやっと石神が行ったトリックの全貌が明かされますが、ミステリー初心者の私には思ってもみなかったことばかりで、あのシーンがトリックの一部なのか!事件前後でこの部分が変化していたのか!と、前ページを遡って、驚愕、また驚愕、の繰り返しでした…

読み終わって、容疑者Xとは…とタイトルの意味にも思いを馳せ、しばらく静かに泣き、鼻を詰まらせ、読書サイトのレビューを漁りました。

 

3.映画化について

2008年10月4日公開 128分

監督:西谷弘

脚本:福田靖

製作:亀山千広

 

キャスト(一部)

引用:

容疑者Xの献身 - Wikipedia

 

俳優さん達が豪華ですね…!

自称「私なんか何の取り柄もない…」の靖子が松雪泰子さん。

ずんぐり体型で丸顔、糸のように細い目の石神が堤真一さん。

 

映画レビューサイトでは「原作から配役のイメージが違うと思ったけどお二人の演技が素晴らしく…」といった感想がいくつかあり、

私も原作を先に読んだので配役がイメージと違うなと思ったのですがレビュー全体を見る限りとても評価が高いようなのでぜひ見たい!

と思っていたら!!

2022年

・9月16日(金)

ガリレオシリーズ映画第三段「沈黙のパレード」公開

・9月17日(土)

完全新作スペシャルドラマ「ガリレオ 禁断の魔術」

・9月24日(土)

ガリレオシリーズ映画第一段「容疑者Xの献身

引用:フジテレビ公式サイト

https://www.fujitv.co.jp/fujitv/news/20220740.html

 

容疑者Xの献身」が地上波で放送されるそうです!

個人的すぎますがタイムリーで嬉しい!スペシャルドラマまで!

ガリレオずくしの9月を過ごします!

 

 

 

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